インフルエンザウィルスの感染方法(3)増殖開始

インフルエンザウィルスは、HAと言われるタンパク質の〝トゲ〟を利用して、喉や気管支の内側にある上皮細胞(じょうひさいぼう)の中に侵入します。

この時、HAは体内にある酵素と結合して上皮細胞を〝騙す〟わけで、この酵素があるのは喉や気管支、あるいは腸内粘膜だけですので、現在確認されている基本的にインフルエンザウィルスは、他の場所で細胞に侵入出来ません。

細胞にまんまと侵入したウィルスは、それまで被っていたタンパク質の殻を脱ぎ捨て、自らの遺伝子情報を細胞の〝核〟へ送り込みます。

ウィルスから遺伝子情報を送り込まれた細胞の〝核〟は、

〝完全にウィルスに乗っ取られ (◎-◎;)〟

本来の働きを忘れて、ウィルスの遺伝子情報を複製し始めるのです。

そうして、ウィルスに乗っ取られた細胞は、インフルエンザウィルスをどんどん増殖させ、8時間後には1個だったウィルスは100個に増え、さらに16時間で1万個を越え、24時間後にはなんと100万個にまで増殖してしまいます。

1個の細胞の中でそこまでウィルスが増殖するわけでなく、複製が終わり〝成長したウィルス〟が、乗っ取った細胞の中から、外へ飛び出し、そばにある、まだ〝乗っ取られていない上皮細胞〟に再び侵入して、

〝増殖の連鎖 ( ̄□ ̄;)!!〟

を繰り返すわけです。
----- EXTENDED BODY: ただ、この〝成長したウィルス〟が細胞の外に飛び出すときには、

〝HAの〝トゲ〟は使えない Σ(゜o゜ノ)ノ〟

事になっていまして、外へ飛び出すには、もう1種類の〝トゲ〟が必要になります。

その〝トゲ〟が、前述したNAと言われるタンパク質で、従ってインフルエンザの〝トゲ〟は

〝細胞に侵入するためのHAと、細胞から出るためのNAの2種類〟

に分れているわけです。

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